「コスモスを庭に植えちゃダメ!」
そんな話を聞いたことはありませんか?
空が高くなり、澄みきった青空を背にそよぐコスモスはとても素敵で私は大好きです。
そんなコスモスを巡る「植えてはダメ!」という噂。
実際のところどうなんでしょう?
早速探っていきましょう!

「コスモスを庭に植えてはいけない!」と言われる理由
あんなに可憐できれいなコスモスを植えちゃだめだなんて、なぜそんなことを言われてしまうのでしょう?
原因はズバリ二つに絞られるようです。
大きく育ち過ぎる!なのに倒れがちで面倒・・・
コスモスは20種類ほどあるそうですが、30cm程度の背の低いものから、中には2mにも達するような品種も存在します。
きれいなのでドンドン生えてもらっても良いと思うのですが、あまり背が高くなる品種の場合、倒れやすいという問題が起こります。

自宅の小スペースできれいに育てたいという場合には、見栄えが良くないので問題でしょう。
その場合は支柱を立てて支える必要が出てきます。
栽培面積が広くて「支柱なんか立ててられないよー!」という場合は、事前に摘芯と切り戻しをして成長を抑えていきましょう。
増えすぎて困る!
可憐なコスモスとはいえ、あまりにも繁殖力が強すぎて困ってしまう方も居る現実。
生え過ぎたコスモスが、ひまわりを枯らしてしまったり、さんざん格闘した挙句、
「もう二度と植えない!」
とお怒りの方も。
「きれいな花がざっくりたくさん咲いてくれたらうれしい」
そんな感じだとメリットしかないコスモスも、人によっては困ることもあるようです。
「コスモスを庭に植えてはいけない!」とは言わせない対処法
摘芯・切り戻しをする
茎の先端にある頂芽を摘み取ってあげましょう。脇芽も増えて良い感じになりますよ!
増えすぎてしまった茎など切ってきれいにしていきましょう。
管理できる面積なのか考える
繁殖力を考えて、あくまでも自分が対応できる範囲で栽培しましょう。
管理できる能力を超えてしまうと雑草並みに大変です。
種まきを遅くする
遅く咲く品種を早くから種まきしてしまうと大きく育ちすぎます。
遅めに、8月以降に種まきすれば大きくなりすぎることなくすみます。
背丈の低い矮性種を選ぶ
初めから背丈の低い品種を選ぶのも良い手です。
一番楽な方法ですね。
コスモスはやっぱり植えたい!そのメリットとは?
雑草抑制できる!

「雑草と言う名前の草は無い!」と、らんまんの万太郎先生に怒られてしまいそうですが、実際のところ雑草大変!!
私も庭の雑草やら、家に通じる田舎道の雑草をチョキチョキやっていると1時間なんてあっという間。
3時間、5時間もチョキチョキしていることもあります。
そんなしんどい雑草対策。
コスモスの雑草に対する有効性は、雑草対策としてコスモス植栽を推奨している自治体もあるくらいです。
可憐で美しいコスモスで雑草対策できるならやらない手はありませんよね!
コスモスはほとんど手がかからないのも、うれしいポイントです。

一年草のコスモスは、枯れたあと緑肥として土壌を肥やしてくれる効果もあります。
そのため休耕田にコスモスを植える農家さんも多いですよね。
コスモスは繁殖力が強いので、自宅の庭に植える場合には他の草花との兼ね合いも考えながら上手に対策していきましょう。
コスモスが頑張れない時期には菜の花などとのコラボで対応するのが良いかもしれません。
とはいえ、刈込ばさみで無心に雑草をチョキチョキしている時間も実は好き。
なんだか、癒されるんですよね。
景観が良くなる
これはもう、指摘するまでもないですよね。
いつもの通勤路にもコスモス畑が毎年登場するのですが、やっぱり素敵で感動します。
土が肥える!

枯れたコスモスは緑肥という土の栄養になります。
たくさんきれいな花を楽しんで、しかも土も肥える。
完璧ですね。
まとめ
以上、「コスモスを庭に植えてはいけない!」という話の詳細を見てきました。
ほぼメリットしかない感じの素敵な植物だと感じるのは私だけでしょうか?
昔、さんざん通った山中湖岸に咲いているコスモス。
きれいだったなー。
久しぶりにまた見に行きたくなりました。
みなさんも、澄んだ秋空の下、可憐なコスモスを楽しんでくださいね!