女優・三田佳子の次男である高橋祐也被告(43=飲食業)は、過去に5度目の覚醒剤取締法違反などの罪に問われました。
2023年7月31日に行われた判決公判で、東京地裁は懲役2年、うち4か月については執行猶予2年を言い渡しました。
つまり、彼はまず1年8か月の服役を経験した後、残りの刑期4か月については2年間の執行猶予が付くことになります。
この判決には波紋が広がりました。過去の事件で高橋被告は保釈されていましたが、今回は保釈ナシで勾留中だったため、彼は昨年9月末からずっと勾留されています。
勾留日数は30日×10か月の300日ほどあったものの、うち200日が刑期に組み込まれるとのこと。
したがって、実際の服役期間は約300日になります。
前回の覚醒剤事件で高橋被告は懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の判決を受けていましたが、今回の事件を起こしたために執行猶予が取り消される見通しです。
このような経緯から、高橋被告の服役期間は相当長くなることが予想されます。
彼の父親は傍聴席で控訴する意思を訪ねられた際に、穏やかな口調で「どうでしょうねぇ。あとは弁護士さんがなんか考えるからねぇ」と答えたといいます。
さて、事件の発端となったのはかなり昔。
高橋被告がタレント時代に世話になった70代半ばの芸能プロ関係者A・F氏からの紹介です。A・F氏が紹介したのは「オオヒナタ」と名乗る50歳ぐらいの大柄なヤクザでした。
彼との出会いが高橋被告の運命を大きく変えることになるのです。
オオヒナタとの出会い後、高橋被告は覚醒剤を手に入れようと試みますが、返済の為だと言われて渡したお金で薬物を手に入れたものの、返済されることはありませんでした。
その後、薬物を持ち帰るよう頼むもスルーされ、結局、覚醒剤を炙りで吸ってしまったとのことです。
なお、その後調査したところ、渡された薬物のうち大きめの1袋は覚醒剤ではなかったことが判明しています。
高橋被告の人生は、まさに波瀾万丈。
事件の経緯や彼の過去と現在を振り返ると、彼がどのような苦悩と葛藤を経て今の立場に至ったのか、深く考えさせられます。