8月3日、日本サッカー協会(JFA)が2日の天皇杯4回戦で名古屋に0-3で完敗した後、浦和レッズのサポーターによる暴動が発生しました。試合終了後、100人以上の浦和サポーターがスタンドに居座り、チームの強化スタッフに対して完敗の責任を追及。
その際に、名古屋サポーターから挑発的なヤジを受けたサポーターが興奮し、柵を乗り越えて騒動となりました。
名古屋サポーター約600人も含め、一時は600人以上がスタンドに残っており、緊迫した状況となりました。
混乱が収拾できない状況となり、愛知県サッカー協会関係者や名古屋関係者、警備員が対応に苦慮。
最終的に愛知県警のパトカーが出動し、約50人の警察官も投入されてようやく鎮圧されました。
JFAは現在、緩衝帯を突破した際や暴力行為があった時の映像や画像の確保に努めています。
JFA関係者によれば、現時点では殴ったりした暴力行為は報告されていないとのことですが、シャツが破れたりもみ合いになったりした暴走行為があったとの報告があります。
通常、天皇杯試合会場でのトラブルは天皇杯実施委員会で調査した上で処分を出すのが通例ですが、今回の事態が大きく発展したため、第三者委員会を開いて処分を検討する可能性も浮上しています。
現時点で浦和と名古屋から報告書がJFAに提出されており、これをもとに独自の調査が進められる見込みです。
処分の結果は4日から7日程度で出される予定です。
JFA関係者は「通常考えられるのはクラブへの罰金と、暴走したサポーターを特定できれば、個人的な処分を出すことになる。サポーターへの処分はクラブが自主的に決める可能性もある」と話しています。
天皇杯の試合会場でのトラブルは非常に残念な出来事であり、今後はクラブやJFA、そしてサポーター自身が対策を練り、スポーツイベントの健全な環境を守っていく必要があります。
今回の暴動を教訓に、サポーターのエネルギーをより建設的な方向に向けることが大切でしょう。
サッカーファンにとってもサッカー選手にとっても、楽しい試合と思い出深い瞬間を共有することができるよう、今後の展望に期待したいと思います。