セ・リーグ界隈で元中日監督・落合博満氏(69)の〝オレ流発言〟が大きな波紋を広げています。
落合氏は、23日にTBS系「サンデーモーニング」に生出演し、後半戦初戦を終えた22日時点でのセ・リーグ順位表ボードを前に、優勝の可能性があるチームについて発言しました。
司会者の関口宏から、5位のヤクルトが首位阪神から10ゲーム差であることを指摘されると、落合氏は「まだ射程内でしょう」と問題なしを強調した上で、「セ・リーグはヤクルトまでの5球団で優勝争いをするってところじゃないでしょうか」との見解を述べたのです。
この発言に対し、中日内外からは批判的な声が相次いでいます。
特に、落合氏が中日に対して「中心になる選手がいない」とし、村上宗隆選手のような「核」がいないと発言したことに対しては、中日関係者から不快感が示されました。
彼らは「中日にも細川亨選手や石川昂弥選手などの和製大砲がいる」「落合氏自身が和製大砲を育てたわけではないのに、今季の中日は終わりだと言われるのは不適切だ」と訴えています。
一方で、中日OBからも落合氏の発言に対する異論が出ています。
彼らは「立浪監督の下で細川亨選手や石川昂弥選手といった和製大砲が育ってきた」「落合監督時代の大砲は外国人のウッズやブランコ、FAで獲得した和田などが務めていた。落合氏自身が和製大砲を育てたわけではない」と述べ、落合氏の発言に対する納得いかなさを示しました。
セ・リーグの優勝争いはまだ終わっておらず、首位の阪神と最下位の中日との差は12.5ゲームです。
中日は後半戦連敗スタートとなり、首位阪神との差は13.5ゲームに拡大しました。
しかし、落合氏の発言を受けて中日がどのような戦いを見せるのか、他のチームもどんな戦術で優勝を目指すのか、今後の展開がますます注目されるところです。