笑いの裏に隠された涙の物語が、ブレイク中のお笑いトリオ・パーティーちゃんのすがちゃん最高Ｎｏ．１から語られました。
彼は中学1年生から独り暮らしをしており、その背景には家族のバラバラという過酷な現実がありました。
「激レアさんを連れてきた。」に出演したすがちゃんは、MCの弘中綾香アナウンサーに対し、中1から一人暮らしをしていることを告白しました。
若林正恭も驚く中、彼がリアルに一人で生きることに至った経緯が明かされました。
すがちゃんは山形出身で、幼少期に母を亡くしました。それまでは祖父母、父、叔母と5人で生活していましたが、父親は常に家にいない状態で、小学6年生から中学1年生の間に祖父が亡くなり、祖母は老人ホームに入居し、叔母は東京に引っ越すことになりました。
結果的にすがちゃんは、実家で独り暮らしをすることになってしまったのです。
当初、すがちゃん自身も独り暮らしに気付いていなかったといいます。
学校に通い、帰宅すると周りの友達は明かりのついたリビングに帰る中、彼だけが真っ暗な家に戻ってくることに気がついたそうです。
当然、食事もままならず、独り暮らしの現実が彼を襲ったのです。
しかし、東京に行った叔母が仕送りをしてくれたおかげで、経済的には困ることはありませんでした。
叔母はすがちゃんを誘い、一緒に暮らそうともしましたが、彼は若くして一人暮らしをするマンガに憧れていたため、叔母の申し出を断り、一人暮らしを選択したのです。
料理や洗濯などの家事は友人の家に泊まりに行った際に、友人の母親を盗み見て学習することで乗り切りました。
学校では比較的楽なバドミントン部に入り、母親が作ったようなお弁当を自ら作ることで、周囲にはバレることなく生活していたといいます。
すがちゃんの成長物語には、笑いと共に涙が溢れるエピソードがたくさん詰まっています。
彼の明るいキャラクターの裏にある家族との別れや一人暮らしの苦悩には、多くの読者が感じるものがあったことでしょう。
