最近、ビッグモーターが大きな問題に直面していることがわかりました。
保険金不正請求により、同社は車両修理の新規受け付けを一時的に停止する事態となりました。
さらに、車の買い取り台数も激減しており、現場の社員たちからは不安の声が相次いでいます。
激減する車の買い取り台数によって、ビッグモーターの店舗は客足が急激に鈍化しています。
これは拡大路線を敷いてきた同社にとっては痛手と言えるでしょう。信用調査会社によると、昨年9月期の売上高は5200億円に達していましたが、2017年9月期の1738億円から5年間で3倍にも増加しており、一時は好調に見えたビジネスも崩れつつあります。
同社の東京都内の店舗では、100台を超える中古車が並ぶ屋外展示場や屋内の商談スペースにも客が見当たらない光景が広がっています。
不正の発覚後、客足がぱたりと止まり、まるで開店休業状態に追い込まれているというアルバイト店員の証言は悲痛なものでした。
ビッグモーターは全国に約300店舗を展開し、北海道から沖縄まで多様な地域に進出してきました。
その規模と売上高の成長率は驚異的で、一時は自動車販売業界をリードする存在となっていましたが、今回の保険金不正請求事件が信頼性を大きく揺るがす結果となっています。
車の購入者からも多数の苦情が寄せられており、西日本の店舗では特に問題が深刻です。
客足が鈍る中、車検の勧誘など顧客への接触を控える対応が取られているとのことですが、それでも1日数人の来店客しか見込めないほど厳しい状況となっています。
不正問題の影響は社員たちにも及んでおり、女性社員は他の店舗では顧客から暴言を浴びせられたと証言しています。精神的につらい状況に置かれ、不安を抱える社員たちの姿が目に浮かびます。
ビッグモーターは今後どのような対策を取るのか、信頼を回復するために何が必要なのか、さらには不正の真相究明にどのような成果があるのか、注目が集まります。
ビッグモーターの行為は詐欺であり、器物損壊罪に抵触する悪質なものです。
一方で、全社員が不正に関わったと断言も出来ません。顧客の側にも冷静な対応が求められるところです。