甲子園球場、アルプススタンドに新たな「銀傘」拡張プロジェクト発表

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阪神電気鉄道は2023年7月28日、甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われる高校野球の聖地「甲子園球場」において、内野席を覆う大屋根「銀傘」の拡張プロジェクトを発表しました。

このプロジェクトでは、一・三塁側のアルプススタンドにも銀傘を設置することで、熱中症などの暑さ対策を強化し、観戦環境の改善を図ります。

甲子園球場は2024年に開場100周年を迎えることから、これまで検討されてきたプロジェクトが具体化される運びとなります。

甲子園球場の銀傘は元々1924年に鉄製の大屋根「大鉄傘」として設置され、その後アルプススタンドが増設される中で拡張されてきましたが、戦時中の1943年に金属供出のため全て取り外され、戦後の1951年にジュラルミン製の屋根として復活し、「銀傘」と呼ばれるようになりました。

現在の銀傘は2009年にアルミと亜鉛の合金をめっきしたガルバリウム鋼板製に架け替えられ、太陽光パネルが設置され、屋根に降った雨水を地下タンクに貯蔵する機能も備えています。

この新たな銀傘の拡張プロジェクトは、夏の全国高校野球選手権大会で応援団が集うアルプススタンドの観戦環境を向上させることを目的としており、球場を訪れる観客にとってより快適な観戦体験を提供する狙いがあります。

アルプス席は熱気あふれる場所でありながら、暑さが厳しくなる傾向にあることから、熱中症対策としての重要性が高まっています。

甲子園球場は高校野球の聖地として多くの感動的な試合が行われ、応援の熱気も全国的に知られています。

アルプススタンドにも新たな銀傘が設置されることで、さらに観客のエネルギーが高まり、感動的な試合が盛り上がることが期待されます。

このプロジェクトは開場100周年に向けて球場の進化を象徴するものとなるでしょう。

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