2023年7月30日、大阪・関西万博の参加国・地域が費用を負担して建てるパビリオンの手続きが遅れている問題で、主催する日本国際博覧会協会(万博協会)が、特に遅れている国・地域に対し、協会側が箱のような建物を建て、内外の装飾を任せる「建て売り方式」を検討していることがわかりました。
この斬新なアプローチは、個性豊かなパビリオンの誕生に期待を膨らませます。
万博のパビリオンには「タイプA」と「タイプB」など複数の形態がありますが、遅れが目立つのは「タイプA」。
このタイプの建設が見込まれている56カ国・地域のうち、建設に必要な大阪市への許可申請があったのは驚くべきことにたったの1件だけです。このままでは開幕まであと1年8カ月余りという制約の中、万博の成功に影響が及ぶ可能性があります。
そこで、万博協会は開幕に間に合わない国・地域に対しては工期が短い「プレハブ工法」を使って箱のような建物を代わりに建て、内外の装飾は各国・地域が独自に手がける提案をしているのです。
この提案は、建設費を受け入れた国・地域に求めるという形で進行される予定です。
「プレハブ建て売り方式」は、建築においての新たなるアプローチとして注目されることでしょう。
各国・地域が個性を反映させたパビリオンを創り上げることで、万博のテーマである「命」に対する異なる視点や解釈が訪れる人々に伝わることが期待されます。
この斬新なアイデアによって、万博への訪問者は新たな魅力を見出すことでしょう。
各国・地域が自らのアイデンティティを反映させたパビリオンを手掛けることで、多様性やクリエイティビティが一堂に会し、参加国・地域の文化や技術が発信されるでしょう。
このような提案によって、万博の成功がさらに確かなものとなることが期待されます。
協会の取り組みに注目し、各国・地域がどんな建物と装飾を展示するのか、開幕がますます楽しみですね!