元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が、フジテレビ系「めざまし8」のインタビューで、女子中学生の熱中症死亡事故を受けて「意識改革しかない」と主張しました。
さらに、象徴的な存在とされる甲子園での高校野球大会にも言及し、日中さなかの試合の大々的な放送に疑問を呈しました。
この日、全国的に危険な暑さに見舞われている中、女子中学生の部活帰りでの悲劇的な死亡事件について報じられました。
橋下氏は、昔の部活動の過酷な環境と比較し、「熱中症のリスクを理解し、適切な対策を講じる必要がある」と力強く語りました。
さらに、彼は自らの子供の高校ラグビー経験を振り返り、「暑さ指数を無視して活動させることは許されない」と主張しました。
勝利を目指す熱意からくる無理な練習は、行政の強制力によって防がなければならないとの意見を示しました。
そして、「甲子園の大会」について言及した際には、夏の高校野球の日中試合を放送することに疑問を呈しました。
子供たちの安全を第一に考えるべきでありながら、暑さ対策が不十分な中、大会を盛り上げるために試合が日中に開催されることに対して疑問を呈したのです。
この提言には、古市憲寿氏も同意し、「プロの運動選手ですら夜間やドームで行われる中、子供たちが昼間に試合を行うのはおかしい」との意見を示しています。
橋下氏の警鐘は、夏の甲子園や全国的な部活動に携わる全ての関係者に向けられています。
子供たちの健康と安全を守るために、行政や学校、メディア、保護者、選手たちが共に取り組む必要があるでしょう。
甲子園の熱い戦いが、熱中症のリスクなどの問題によって台無しになることがないよう、私たち全てが目を向け、取り組むべき重要な社会問題であると橋下氏は訴えています。