当サイト8/9付け記事、「ハッカーの脅威:中国軍、日本の最機密システムに侵入か」でポール・ナカソネ氏という人物が登場しました。
アメリカ陸軍大将なのに日本人の名前。
彼はどのような人物なのでしょうか?
早速、見ていきましょう!
ポール・ナカソネ:アメリカ陸軍軍人でサイバーセキュリティ指導者
ポール・M・ナカソネは、日系アメリカ人三世であり、アメリカ陸軍軍人として活躍しています。
彼は2018年からアメリカサイバー軍司令官およびアメリカ国家安全保障局長官を務める4つ星の陸軍大将です。
その経歴や業績から、現代のサイバーセキュリティの指導者として注目されています。
若き日からの成長
ポール・ナカソネは、1963年11月19日に誕生しました。
彼の祖父は沖縄県中頭郡美里村出身の仲宗根松吉であり、家族には日系アメリカ人としての歴史が刻まれています。
ナカソネはミネソタ州ホワイト・ベア・レイクの高校を卒業し、その後セント・ジョンズ大学で学びました。
彼はアメリカ陸軍の予備役将校訓練課程(ROTC)を経て、南カリフォルニア大学、国家防衛諜報大学、アメリカ陸軍戦略大学で修士号を取得しました。
また、アメリカ陸軍指揮幕僚大学の卒業生でもあります。
軍歴と功績
ナカソネの軍歴は幅広く、彼はアメリカ陸軍の各階層で経験を積んできました。
彼はイラク、アフガニスタン、韓国などで諜報関連の任務に従事し、その専門知識と経験を高めてきました。
2016年にはアメリカサイバー軍の副司令官として任命され、その後も陸軍第二軍およびアメリカ陸軍情報部の司令官として活躍しました。
サイバーセキュリティのリーダーシップ
2018年、ナカソネはアメリカ国家安全保障局長官に任命され、中央保安部の長官およびアメリカサイバー軍司令官のポストも兼任。
これにより、彼は国家のサイバーセキュリティ戦略を指導する重要な立場に就きました。
その専門知識と指導力を活かして、アメリカのサイバーセキュリティ体制の強化に取り組んでいます。
まとめ
ポール・ナカソネの経歴は、彼がアメリカのサイバーセキュリティ分野で果たしてきた重要な役割を示しています。
日系アメリカ人としてのルーツと、長年にわたる軍歴から得た知識と洞察を結集し、彼は現代の複雑なサイバー脅威に対抗し、国家の安全を守る使命と向き合っています。