日本ハムは、オリックスとの激しい一戦でついに12連敗という厳しい記録を達成し、球団史上ワーストの14連敗にあと2連敗と迫る危機的な状況となりました。
この日、ほっと神戸で繰り広げられた試合は、観客を熱狂させる展開となりましたが、結果的に日本ハムは5-7で敗れ、過去の栄光から遠ざかる結果となりました。
試合は初回から熱戦の始まりを予感させる形で幕を開けました。
清宮幸太郎内野手が見事な5号ソロホームランで、日本ハムを先制させましたが、その勢いを持続することはできませんでした。
オリックスの先発投手・山崎福を相手に打ち込む場面はあったものの、2回には先発投手・コディ・ポンセが力強いバッティングを見せる中川圭に対し7号ソロホームランを浴び、一気に同点に追いつかれました。
両チームは点の取り合いが続く中、7回1死で日本ハムの投手陣に波乱が訪れます。
満塁のピンチでマウンドに上がった玉井大翔投手が、粘り強い打撃で知られるオリックスの紅林に対し、右前への2点打を浴び、相手に勢いを与えてしまいます。
更に、セデーニョに対して7号3ランを被弾したことで、一挙に5点を失い、日本ハムの逆転の夢は遠のいてしまいました。
しかし、日本ハムの選手たちは諦めませんでした。
9回には無死満塁のチャンスを迎え、アリエル・マルティネス捕手が見事な12号満塁ホームランを放ち、2点差に詰め寄りました。
会場には一瞬、逆転の期待が漂いましたが、その後の攻撃で追いつくことは叶わず、試合終了のホイッスルが鳴り響きました。
日本ハムはこの連敗により、チームの借金は17にまで膨らんでしまいました。
球団史上初の14連敗という記録は、1984年に記録した苦い過去があります。39年前の記憶が甦るような厳しい状況に直面しています。
今後、日本ハムには連敗を止め、立ち直るための重い課題が待ち受けています。
次戦は楽天との3連戦ですが、この連敗の泥沼から抜け出すためには、選手たちの結束とチーム一丸となった戦いが必要不可欠です。