ブックオフの一店舗が、トレーディングカード(トレカ)コーナーに不快な悪臭が漂うとの報告を受け、2023年7月22日にツイッターで注意喚起を行いました。
しかしその投稿には、配慮に欠ける表現が含まれていたとして、店舗は謝罪と投稿の削除を行う事態となりました。
こうした経緯により、ネット上では物議を醸しています。
問題の発端は、三重県内の中型店舗のツイッターアカウントが、トレカの無料対戦スペースでの悪臭に関する報告を多数受けたことでした。
同店舗は大会参加者に対して毎日の入浴などの対策を呼びかけたうえで、体臭による大会参加や販売・買取の断りもあることを示唆し、更に消臭剤を追加購入したことを報告していました。
しかし、投稿には配慮不足な表現が含まれていたと指摘され、その後店舗は謝罪し、投稿を削除しました。
ブックオフグループホールディングス(HD)の広報は、店舗がトレカ大会で参加者から悪臭についての指摘を受けたことを認めつつも、「一部、配慮に欠ける不適切な表現がございましたので、投稿を削除するとともにお詫びの投稿するよう指示をいたしました」と説明しています。
なお、具体的な苦情件数については明らかにされていませんが、今回の問題に関しては、注意喚起の方法や表現に課題があったとしています。
一方で、店舗の謝罪に対しては賛否両論の声が寄せられています。
ネット上では、悪臭問題への対応に理解を示す声や、投稿内容に問題がないとする意見も見られる一方で、過剰な対応だとの指摘や、もっと他の解決策を模索すべきとの意見も出ています。
この問題を受け、ブックオフグループHDは再発防止策として、SNSガイドラインやソーシャルメディアポリシーを再徹底し、今後同様のトラブルを未然に防ぐための対策を講じることを約束しています。
一店舗の対応が全体のイメージに影響を与えることもあり得るため、今後のブックオフグループ全体の対応にも注目が集まることでしょう。