井上尚弥とフルトンの世紀の一戦！驚きと興奮が交錯した一戦が東京・有明アリーナで繰り広げられました。
WBC＆WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦にて、挑戦者であり日本を代表するボクサー、井上尚弥がアメリカのスティーブン・フルトンを相手に見事な8回1分14秒TKO勝ちを収め、4階級制覇と4団体統一の偉業を達成。
試合は井上のスーパーバンタム級初戦として注目を集めていましたが、井上はその期待に応える圧倒的な実力を見せつけました。
フルトンも陥落を喫したものの、彼は井上の技術と戦術に感嘆せざるを得ませんでした。
敗戦後の会見でフルトンは「素晴らしい選手だと思う。強い選手だ。彼が勝つべき日だったと思う。だから彼が勝ったのだろう」と井上を称賛し、彼のジャブについて「見えなかった。パワーというより（パンチの）タイミングだったと思う」と分析。
フルトンは自らの敗因についても冷静な見解を示し、「自分自身もそこまで彼がどういう動きをするか前もって考えていなかった。
強かったけど、サプライズがあったとは思わなかった」と語っています。
彼は自身が相手のテリトリーで戦ったことにより、勝敗にかかわらず自分は心の中でチャンピオンだと信じていることを強調。
試合の決着は8回に訪れました。終始圧倒的な動きでリードしていた井上が見事な右ストレートをフルトンの顎に突き刺しフルトンはダウン。
再開後も井上は猛攻を仕掛け、レフェリーが試合を止めるまでフルトンを追い詰め続けました。
その熱狂的な雰囲気の中、「尚弥コール」が絶叫され、井上のモンスター級の実力が再び証明された瞬間でした。
井上尚弥の勝利は世界中のボクシングファンに強烈な印象を与えたことでしょう。
彼の4団体統一と4階級制覇の偉業は、ボクシング史に燦然と輝くものとなりました。
今後の彼の更なる活躍に注目です。
