2023年7月24日（月）時点でのレギュラーガソリンの全国平均販売価格は174.8円となり、10週連続で上昇しています。
1か月前と比較すると、3.8円の値上がりとなりました。
ガソリン価格比較サイト「gogo.gs」によると、高速道路のSAに設置されている給油所は軒並み190円台後半の価格で、中国道や名神高速のSAにある給油所では200円を超える価格が設定されています。
この価格上昇の背後には、OPECプラスによる原油の減産措置やサウジアラビアの独自減産が影響しており、原油価格も3か月ぶりの高値となっています。
政府の石油元売りへの補助金が段階的に縮減されていることも価格上昇の要因の一つです。
7月25日（火）、JAFは公式ツイッターで、ガソリン代に含まれる税金の割合について公表しました。
ガソリン1リットル当たり168円（税込）の場合、ガソリン自体の価格は98.9円であり、これにガソリン税と消費税（10％）が上乗せされることで、最終的な価格が168円になるとしています。
JAFはこの税金による上乗せによって、ガソリン価格が約1.7倍に膨らんでいると主張しており、「ガソリン代が高すぎます！ 二重課税反対!!」との姿勢を明確に示しています。
ガソリン価格の上昇は夏休みの時期に重なり、クルマの利用者にとっては出費の増加が懸念されています。
今後も原油価格の動向や政府の対応によって、ガソリン価格の上昇は続く見込みです。
