エンゼルスのスーパースター、大谷翔平選手が2日連続でけいれんの症状を訴えて途中交代。
一体何が起きているのか、医師たちが警鐘を鳴らしています。
西武学園医学技術専門学校の中原英臣校長によると、これは疲労の蓄積が原因とのこと。
WBCからフル回転し、二刀流で圧倒的なプレーを続けていることが体に負担をかけていると分析されています。
けいれんは筋肉が勝手に伸縮する状態で、一般的にサッカー選手などが試合終盤で訴えることが多いですが、大谷選手のようなトップアスリートにおいてはさまざまな要因が考えられます。
ただ、医師たちは彼の体には注意を払い、検査を行うべきだと指摘しています。
この事態は「ヒヤリ・ハット」と呼ばれる、重大な事故一歩手前の状態を表しているといいます。
中原校長はこれを「一つの予兆」とし、大事に至らないようにするためには休養が重要だと強調しています。
また、医療ジャーナリストの森田豊医師によれば、自律神経のバランスが崩れる可能性もあるとのこと。
大谷選手の冷静なプレーぶりから推測して、交感神経の高まりがテンションに影響を与えているのではないかと語っています。
交感神経が高ぶっている状態では、「筋肉疲労があっても頑張りすぎてしまう」ことがあるため、大谷選手は心の落ち着きを取り戻すことが重要だと森田医師は指摘しています。
彼の体調管理とさらなる成功に期待を寄せつつ、今後の試合を見守っていきましょう。